引越し準備って何からやるべき…?特に初めての一人暮らしの方はわからないことだらけだと思います。
私も新社会人になって一人暮らしを始めるときはたくさん失敗をしました。今回はそんな私の経験も交えつつ、お部屋探しから入居後の手続きまで詳しく解説していきます!
お部屋探し
いつから探し始めればいい?
一般的に言われているベストなタイミングは引越しの1~2ヶ月前。
ただ、気に入った物件を見つけて申し込みを入れると、基本的にはその数週間後から家賃が発生してしまいます。
希望の入居日がある場合は相談できますが、繁忙期は特に待ってもらえない可能性が高いことは認識しておきましょう。
お部屋探しのポイント
予算内で全ての条件を100%満たす物件には、正直巡り会えません…
優先したい条件、妥協できる条件を事前に考えて、SUUMOで検索するのがおすすめです◎
最近ではほとんどの物件はSUUMOに載っているそうです!
参考に私のお部屋探しの条件を紹介します。
絶対条件 | 妥協できる |
---|---|
職場から30分 最寄駅から5分 オートロック 2階以上 クローゼット 室内洗濯機置き場 ベランダ 日当たり | 水回り(3点ユニットバスOK) コンロの数 キッチンの広さ 築年数 宅配ボックス 浴室乾燥 予算 |

この条件で選んだ今の家はとても気に入っていますが、キッチンを妥協したのが唯一の後悔ポイント。
自炊をする予定の方は冷蔵庫やキッチン家電の置き場があるかなどをチェックしておくのがおすすめです。
家賃の目安はいくらくらい?
家賃の目安は、手取りの1/4〜1/3。
貯蓄や趣味に回すお金も考えると、1/4以内にしておくのがおすすめです。
ただ実際のところ、都内など家賃相場が高いエリアでは1/4に収めるのは難しいことも・・・
それでも少なくとも1/3には収めないと余裕のない生活になってしまいます。
私は立地が最優先事項だったのでどうしても家賃相場が高く、当時の残業ゼロの月の手取りで見ると1/3に収まっていませんでした…
ボーナスは多くいただける会社だったので、ボーナスの一部を貯めておいて残業がない月の家賃に充てる方向で予算は妥協しました。※新社会人の方などボーナスが予測できない方にはこの方法はおすすめできないです
不動産屋の選び方
SUUMOで検索して、そのまま問い合わせして不動産屋さんに行こうとしていませんか?
もちろん良い不動産屋さんもいますが、問い合わせ目的で存在しない好条件物件をSUUMOに掲載したり、高額なオプション費用・仲介手数料を請求する悪徳な不動産屋もなかには存在します。
高額請求を避けるために、私のおすすめはオンライン不動産を利用することです!
オンライン不動産は店舗を持たないので、人件費を抑えていて仲介手数料が安い場合が多いです。
自分で物件を探せば仲介手数料が0円になる、私のおすすめの不動産屋さんはLINEでいつでもやり取りできて、忙しい人には特に便利です!
内見のポイント
サイズを測る
使う予定の家具や家電が決まっていれば、その家具や家電が収まるかどうかは必ずチェックしましょう。私は入居してみたら買う予定だったドラム式洗濯機が置けませんでした…
窓周りの入居初日にカーテンが届くように、窓周りのサイズも忘れずに測りましょう。
特に低層階の場合は初日にカーテンがないと防犯上も危ないです。
- カーテンレールの幅、カーテンレールから床までの高さ
- 冷蔵庫置き場
- 洗濯機置き場(防水パンのサイズ、扉を開ける余裕があるか)
- 部屋のサイズ
共有部をチェックする
共有部はそのマンション・アパートの住人の民度や、管理会社のマメさがよく現れるところだと思います。
廊下やエレベーターなどの清潔さはもちろん、ゴミ置き場・郵便受けのエリアは入念にチェックしましょう。
私の今のお部屋は築30年くらいと比較的古い物件ですが、共有部がとてもキレイで決め手の一つになりました。実際に、設備の更新を怠らない管理会社・オーナーさんなので築古でも快適に暮らせています。
隣室をチェックする
最近フォロワーさんから、隣人トラブルですぐに退去しなくてはいけなくなったという話をよく聞きます。
これは入居前に知るのが難しいところですが、外から隣室のベランダの様子を見てみるとゴミ屋敷ではないかどうかくらいの確認はできるかもしれません。
不動産屋さんに前の住人の退去理由や居住期間を聞いてみるのも一つの方法です。※義務ではないので全てを教えてくれない可能性はもちろんあります。
部屋の写真を撮っておく
1日でいくつも内見をするとそれぞれの物件の設備など、意外と忘れがちです。
写真を撮ったり、部屋の間取り図にメモを残しておいたりするのもオススメです。
- コンセントの位置
- テレビのアンテナ端子の位置
- キッチン
- 水回りの設備
- 電気屋エアコン
周辺環境をチェック
不動産屋さんからもらう資料に記載の駅やスーパーまでの徒歩○分は、実際に歩いて測ったものではなく、徒歩1分=道路距離80mという基準をもとに計算されたもの。
信号や歩道橋などがあって実際にはもっと時間がかかる…というケースも多いので、実際に歩いてみるのがオススメです。
近所のコンビニや駅などの清潔さは治安を測る基準にもなるのでチェックしてみましょう。
初期費用で損しないコツ
内見をして気に入った物件が見つかれば、いよいよ申込!この申込を経て審査に通れば、無事に契約できます。
前の項目でもお話ししましたが、仲介手数料を多く取ったり高額なオプション費用を請求したりしてくる悪質な不動産屋さんも残念ながら存在します…
初期費用は必ず見積もりをもらって、申込前に交渉してみてください!
(※物件によって特約など定められている場合もあり、全てに応じてもらえるとは限らないのでご了承ください…!)
家賃
家賃交渉も必ず申込前にしましょう。
ですが人気物件の場合や繁忙期(1〜3月、9〜10月)だった場合、交渉には応じてくれない可能性が高いです。
家賃交渉する場合、「家賃を下げられない場合は最初の1ヶ月をフリーレント(家賃ゼロ)にできないか」と選択肢を出す交渉方法もオススメです◎
大家さんからすると、家賃を下げるよりもフリーレントをつける方がハードルが低いそうです。
敷金・礼金
敷金
…賃料の未払いや退去費用に備えて、大家さんや管理会社に担保として預ける費用。使わなければ退去時に返金される。
礼金
…大家さんに支払うお礼金。一切返金されない。
最近では礼金ゼロの物件も増えていて、初期費用を抑えたい場合は礼金ゼロの物件を狙うのも一つの方法です。
また、人気物件でない場合は礼金を減らす交渉できる可能性があります。
※保証金とは
…基本的には敷金と同等の扱い。もし敷金と保証金の両方が設定されていた場合、それぞれの意味を不動産会社によく確認しましょう
※敷引き契約とは
…謝礼や自然損耗などの名目で、全額または一定額を差し引かれてしまう仕組みのこと。本来なら返金の可能性がある敷金が、「敷引き」がある場合には返金がされません。
仲介手数料
仲介手数料は、入居者と家主からの合計で家賃の1ヶ月分(+消費税)までしか請求してはいけないと法律で定められています。
そのため、私たち入居者が請求される正当な仲介手数料は0.55ヶ月まで。これ以上請求されている場合は交渉しましょう。
最近では店舗を持たないオンライン不動産屋が増えています。
仲介手数料が0.55ヶ月より安く設定されていたり、無料になる不動産屋もあります。
LINEで契約までのやり取りができるcoco rommなら、自分で物件を探せば仲介手数料が0円になります。
火災保険料
火災保険料の加入は義務ですが、必ずしも不動産屋さんに紹介された業者で契約しなければいけないというわけではありません。(※契約書の中で規定されていない場合)
だいたい2年間で2万円くらいの保険を指定されますが、自分で探せば年間3000円程度で済むところもあります!
契約書の中で指定されていなければ火災保険は自分で入ると伝えてみましょう。



私は「愛ある家財保険」を利用しています
保証料
家賃保証会社の利用が義務付けられている物件では払う必要があります。
ご家族が連帯保証人になってくれたら不要な場合もありますが、最近は指定の家賃保証会社を利用することが必須の物件も多いと思います。
鍵交換代
賃貸契約書の中で賃借人が支払うこととなっている場合、払う必要があります。
初期費用で提示される費用は2〜3万円くらいが多いですが、自分で業者を探せば1万円程度で済む場合があります。
自分で業者を呼んで交換しても良いか聞いてみるのも良いと思います。
不要なオプション費用
害虫駆除費用、消毒費用、書類作成費用、仲介手数料ではない別の手数料など、支払い義務のないオプション費用が請求されている場合があります。
これらは支払い義務がないため、交渉してなくしてもらいましょう。
入居日が決まったらすぐにやること
退去の申告
今住んでいる管理会社に退去の連絡をすぐにしましょう。
解約する場合は退去の○ヶ月前までに報告する、という解約予告期間が物件ごとに定められているので、契約書を事前に確認しておくのがおすすめです。
駐車場や駐輪場の契約がある場合はその手続きもしましょう。
遠方への引越しでない場合は、少し余裕を持った退去日にしておくと部屋に何もない状態で掃除ができて便利です◎
引越し業者へ依頼
引越し業者への依頼は、引越したい時期の1カ月から2週間前までに行うと、余裕をもって引越しをすることができます。
特に3月4月の引越し繁忙期は、希望の日が予約できない・引越し料金が高額になるという問題が起きがちです。
ここでは、繁忙期の引越し費用を少しでも安く済ませる方法を紹介します!
相見積もりをとる
まず必ず複数の業者から見積もりをとりましょう。引越し料金には低下がなく、同じ条件でも業者によって料金が大きく異なることがあります。
面倒な情報入力で一度で済ませられる、一括見積もりサービスを使うとサクッと相見積もりをとれてオススメです。
日時をずらす
- 平日を選ぶ(特に水・木)
- 月末を避ける
- 大安の日を避ける
- 午後便orフリー便(時間指定なし)にする
プランを変える
- 混載便(混載輸送のプラン)を利用する
- 単身者向けのプランを利用する
オプション費用を外す
- 荷づくりと荷ほどきを自分で行う
- 自分で梱包材を用意する
荷物を減らす
- 大型の家具・家電は買い替えを検討
- 断捨離する
- 小物は一部自分たちで運ぶ
ライフラインの手続き
引越し先の電気・ガス・水道の開始手続きと退去する家の解約手続きが必要です。
電気・ガスは不動産会社から業者を紹介される場合がありますが、基本的にはその業者は選ばずに自分で口コミをチェックして探した方がいいと思います。



私は不動産会社紹介された会社に電気の開通をお願いしていましたが、きちんと手続きしてくれず初日に電気が使えませんでした…
ガスの開栓は利用開始する際に立ち会いが必要となるため、引越しシーズンには手続きが混み合い、希望通りに予約を入れられないことがあります。
余裕をもって入居が決まったらすぐに手続きを終わらせておきましょう。
電気とガスは同じ会社で契約すると、セットプランで安くなることが多いです
インターネットの手続き
インターネットを解約する場合は入居日が決まったらすぐに手続きをしましょう。
解約締め日によっては翌月分の料金も払わなければいけなくなってしまう場合もあります。
モデムやルーターをレンタルしている場合は、返却手続きも忘れずに…!
引越し先でも継続してインターネットを使用する場合は、引越し手続きが必要です。手続き方法が分からなかった場合は現在契約しているところに問い合わせてみましょう。
集合住宅では既に異なる回線が引かれていることも多く、現在使用している回線を使えるかどうかも確認が必要です。
初日に必要な大型家具・家電の購入
- 寝具★
- カーテン★
- 天井照明(ついていない場合)
- 電子レンジや冷蔵庫、洗濯機(あれば便利)
新しく購入する場合、初日に必ず必要なものは早めに購入しておきましょう。
特にカーテンは以外と届くまで時間がかかることがあるので、防犯の点からも初日に届くように早めに準備しておくのがオススメです。
入居前までにやること
転出届を提出
異なる市区町村へ引っ越しする場合は提出が必要です。窓口に行かなくても、マイナンバーカードがあればオンラインで手続きができます。
転出届を出すことでもらえる「転出証明書」は、転居先で転入届を出す際に使うのでなくさないように注意…!
郵便物の転送届
指定した日から1年間、旧住所に届いた郵便物を新居に転送してくれる無料サービスがあります。
郵便局で転居届の用紙をを記入し、本人確認書類と併せて提出しましょう。
各種住所変更
サブスクなど定期的な配達されるサービスを利用している場合には優先して住所変更をしましょう。
新居の準備
引越し当日までに事前に新居に行くことが可能な場合は、事前準備をしておくのがオススメです。
私は実際に住む日より少し早めに入居日を設定し、こんな準備をしました。
- 部屋傷や汚れなどを全て撮影
- 部屋全体の掃除
- 虫対策(バルサンなどの燻煙剤をたく)
- 掃除してフロアシートを敷く



部屋の傷や汚れの写真は、退去時のトラブルを防止するために証拠として残しておきましょう
引越し当日
引越し当日の流れは業者さんによって異なりますが、大事なことは運ぶ荷物の数や中身を把握しておくことです。
作業員さんに、荷物の搬入場所や取り扱いについて質問された際に、スムーズに回答できるようにしておきましょう。
引越し当日に必要なもの
生活や荷解きに必要 | あると便利 |
---|---|
トイレットペーパー ティッシュ タオル シャンプーやボディソープ 歯磨きグッズ 洗顔・スキンケア ゴミ袋 カーテン 寝具 天井照明 カッター 軍手 | クイックルワイパー コロコロ ハンディワイパー ウタマロ バルサン 防虫キャップ 防カビ燻煙剤 マスキングテープ 換気扇やエアコンのフィルタ 撥水スプレー 伸びる粘土 鏡の曇り止め ドライバー フロアシートやフロアタイル(貼りたい人は) |
引越し当日にやるべきこと
荷物の搬入・荷解き前にやっておくと便利なことを紹介します。
引越し当日はかなりバタバタするので、可能なら引越し当日前に新居へ行って作業するのがおすすめです!
- 部屋の傷や汚れなどの写真を全て撮る
- バルサンなど虫対策用の燻煙剤(⚠️火災報知器に注意)
- 部屋の床や壁、クローゼットの掃除
- 室外機の防虫キャップ
- お風呂の防カビ燻煙剤
ここから先は必ずやるべきではないですが、やりたい人はこのタイミングでやっておくのが便利です!
- 粘土で配管の隙間をふさいで虫対策
- 換気扇やエアコンにのフィルター
- 埃や汚れ対策のマスキングテープ
- フロアシートやフロアタイル貼り
- 水回りの撥水スプレー
- 鏡の曇り止め
- チラシ防止ステッカーを貼る
入居後にやること
転入・転居届
引越し後14日以内に手続きしましょう。前住所の役所で受け取った転出証明書が必要です。
具体的には各市町村のHPをチェックしてみてください。
※同じ市区町村内での引っ越しは「転居届」を役所に提出します。
マイナンバーの住所変更
引越し後14日以内に転居先の市区町村の窓口で手続きをしましょう。
転居元の市区町村の窓口ではマイナンバーに関する手続きはありません。
運転免許証の住所変更
新しい住所を管轄する警察署や運転免許更新センター、運転免許試験場などで行います。
※2025年3月24日〜「マイナ免許証」の運用が開始される予定。マイナンバーカードと運転免許証を一体化させると運転免許証の住所変更も同時にでき、わざわざ警察署で手続きする必要もなくなります
国民年金の住所変更
- 会社員の方
…会社に「被保険者住所変更届」を提出すればOKです。 - 自営業の方
…新住所の国民年金担当課で手続きをしてもらう必要があります。
自動車・バイクの手続き
- 車庫証明の変更手続き
…新居の住所を管轄する警察署の窓口 - 車検証の変更手続き
…普通自動車は引越し先を管轄する運輸局、軽自動車は軽自動車検査協会事務所
原付自転車、軽二輪自動車、小型二輪自動車を所有している方もそれぞれ手続きが必要です。原付は各市町村、126cc以上の二輪自動車の場合は新たな住所を管轄する国土交通省の陸運支局の情報をチェックしましょう。
ペットの手続き
猫は手続きはありませんが、犬は登録変更が必要です。引越し先の市区町村で登録の変更をします。
犬の登録の際に発行された鑑札のほかに、狂犬病予防注射の注射済票が必要になる場合もあります。
各種住所変更
- 銀行口座
- クレジットカード
- 各種保険
- 携帯会社
- 各種会員サービス
- 勤め先や学校への変更申請
- パスポート(※氏名or本籍が変わる場合のみ)
最後に
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
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